【保存版】不用品回収トラブルを回避する方法と業者の見分け方

不用品回収業者を利用する際に、思わぬトラブルに巻き込まれるケースが報告されています。特に、違法な業者による法外な追加請求や不法投棄、個人情報の悪用など、依頼者自身にもリスクが及ぶ可能性があるため、注意が必要です。

本記事では、トラブルの具体例や違法業者の特徴を挙げ、信頼できる業者を選ぶためのポイントを分かりやすく解説します。不用品を安全に処分するために、正しい知識を身につけましょう。

不用品回収トラブルの実例

以下は、実際に国民生活センターに相談があった事例です。

「軽トラックパック7,000円、２トントラックパック２万5,000円」という広告をみて不用品回収業者に電話したところ、2トントラックとともに、3名の男性が訪問。不用品を積み込みを終えると、25万円の料金を請求された事例があります。

別の事例では、「全行程込みの軽トラックパック料金で２万円程度」という事前見積もりに納得して依頼したにもかかわらず、2トントラックで訪問。しかもトラックには既に他の人の不用品が乗っているにもかかわらず、2トントラックの料金5万円と廃棄費用5万円、合計10万円を請求された事例も報告されています。

不用品回収にまつわるトラブルでは、上記のような料金トラブルが多い傾向が顕著です。中には、全ての不用品をトラックに積んでから、支払いを拒否するなら自分で積荷を下ろすよう作業員に命じられたり、支払いを済ませた後「クーリングオフできないことを了承する」と書かれた書類への署名を求められたという、悪質なケースもあります。

参考出典：独立行政法人国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル」

不用品回収業者のトラブルを回避するポイント

不用品回収業者の多くは、誠実に業務に着手しています。しかし中には、法の穴をかいくぐり、不正を働く業者がいるのも事実です。

しかし不正を働く不用品回収業者には、共通する特徴があります。この特徴を知ることで、悪質な不用品回収業者によるトラブルを未然に回避できるでしょう。

無料回収を謳う広告には注意

「無料回収」や「激安」を謳う不用品回収の広告には、注意が必要です。多くの場合、これらの宣伝文句は実態を反映していません。無料回収を謳いながら、実際には高額請求する事例が多数報告されています。

また、回収料金は無料でも、積み込み料金や処分料金などの名目で、高額な料金を請求されるケースがあります。

不用品回収業もビジネスである以上、無償では対応できません。例えば回収した不用品を処理するためには、コストがかかります。不用品を回収するための作業員の人件費やトラックの燃料代なども、捻出しなければなりません。

にもかかわらず、「無料で不用品回収できる」と宣伝している業者は、集客のために無料と謳っているだけの可能性があります。

必要な資格を取得していない業者には依頼しない

不用品回収業者は少なくとも、一般廃棄物収集運搬許可証を取得していなければなりません。これは、個人の家庭から物品を搬出するための許可です。一般廃棄物収集運搬許可書を取得していない場合、不用品を搬出することは許されません。しかし実際には、一般廃棄物収集運搬許可証がないにもかかわらず不用品回収業を営んでいるケースがあります。

また、家庭から排出された不用品ではなく、企業から排出された不用品の運搬許可である産業廃棄物収集運搬許可証で、不用品回収業を営む業者もいます。しかしこれは、違法です。

さらに不用品買取に対応している不用品回収業者の場合、古物商の資格を取得していなければなりません。古物商の資格がないにもかかわらず不用品を買い取りする行為は、法律に反します。

このように不用品回収業者になるためには、いくつもの資格が必要です。無資格で不用品回収業を営んでいる業者の場合、何らかのトラブルに巻き込まれるともしれません。

不用品回収業者に依頼する前には必ず、不用品回収業者のホームページなどをチェックし、少なくとも古物商許可証を取得しているか確認しましょう。

事務所やホームページがない業者は避ける

違法で運営している悪徳な不用品回収業者の場合、所在地がわからないケースがあります。デタラメな住所を所在地として公開していたり、地図で調べようとしても見つからなかったりすることは珍しくありません。

また、ホームページが存在しない、または会社情報を明かさない業者も要注意です。ホームページが存在しても、情報量があまりにも少ない場合や、全く更新されていないときも、注意しましょう。

不用品回収業者のホームページをチェックする際は、次の点を必ずチェックしてください。

• 事務所や営業所の所在地が明確に示されている
• 電話連絡先が書かれている
• 料金体系が明確
• 具体的なサービス内容をわかりやすく表記している
• これまでの実績が書かれている
• できることとできないことがやすくはっきりと書かれている

例えば、「どんなものでも無料で引き取り」が本当なら、顧客にとって利便性が高いでしょう。しかし実際は、不可能です。にもかかわらず集客するために「どんなものでも無料で引き取り」可能と謳いながら、実際に不用品回収作業を依頼すると、高額請求する業者がいます。

うますぎる話に惑わされないよう、依頼を決める前に、慎重に検討することが重要です。

トラブル回避！不用品回収の違法業者の見分け方

不用品回収にまつわるトラブルを回避するためには、違法業者に関わらないことがかかせませんことがかかせません。適正な不用品回収業者を見分けるために、依頼を検討する際は次のポイントをチェックしましょう。

一般廃棄物収集運搬業許可証や古物商許可の有無

不用品回収業者選びでは、公式サイトや自治体のホームページで「古物商許可証」や「一般廃棄物収集運搬業許可証」の有無を確認することが重要です。許可証の提示を求めるのも効果的。これらがない業者は法律に反する可能性が高いため、依頼は避けましょう。

事前の無料見積サービスがある

信頼できる業者は、事前に無料で見積もりを提供してくれる場合がほとんどです。これにより料金の透明性が確認でき、予算オーバーを予防できます。

事前の無料出張見積もりがなかったり、見積もり後にすぐ契約を迫ったり、見積もり内容が曖昧だったりする場合は、トラブルを回避するために、依頼しないことをおすすめします。

なお福岡で不用品回収業を営む「みらいドア」も、無料の出張見積もりを実施しています。見積もりの結果、ご希望に添えない場合はキャンセルも可能。もちろんその場合は、料金はいただきません。

適切で明快な料金体系

料金が適切で、詳細が分かりやすく提示されている業者を選びましょう。「追加料金なし」「作業内容に基づく明確な価格設定」が信頼のポイントです。不明瞭な料金体系を掲げる業者には注意を払いましょう。

過去の口コミや評判を調査

SNSや口コミサイトで実際の利用者の声を確認するのも有効です。公式サイトにレビューを載せている業者も信頼できる場合がありますが、似た内容のレビューが多い場合は、サクラの可能性も考慮してください。

まとめ

不用品回収業者とのトラブルを回避するためには、慎重な業者選びが不可欠です。無料や激安を謳う広告に惑わされず、必要な許可証を持つ業者を選びましょう。また、明確な料金体系や事前の無料見積もり、実績や評判なども重要な判断基準です。

本記事で紹介したポイントを参考に、安全で適切な不用品回収サービスを利用しましょう。適切な業者選びは、トラブルの回避だけでなく、環境にも配慮した責任ある処分につながります。

また福岡での遺品整理をお考えでしたら、明朗会計と迅速なサービスでご好評をいただいている「みらいドア」にお任せください。無料の出張見積もりから、依頼してみませんか。